2010年2月10日
語学における難易度
母語(もしくはそれに準ずる言語)以外の言語を学ぶ際の難易度は一概には言えない。学ぶ対象とする言語と母語と間のあらゆる言語学的関係、および個々人の資質や学習環境に大きく作用されるためである。また、母語以外にも既に習得している言語(第二言語など)や何らかの接触を持ってきた言語と対象言語の関係も影響する要素になりうる。したがって、あらゆる言語についてそれぞれにあらゆる言語に対する一般的な習得における難易を客観的に概説することは通常不可能である。本節は日本語話者(日本語を解する者)を対象とされているため日本および日本語と、日本以外の国・地域および日本語以外の諸言語の関係を中心に述べられるが、可能な限り日本語以外の諸言語間の関係からそれらの難易についても記すものとする。
さて、学問において、難しいものよりは簡単なものを選びたがる傾向は誰にでもありうる。 例えば、インドネシア語は文法が易しく、ラテン語は文法が難しいなどと議論されることは珍しいことではない。しかし、このような議論は間違っている。習得が容易な言語があるとするならば、それは母語に近い系統の言語である。 例えばオランダ人にとってドイツ語とアラビア語の習得のしやすさを比べたとき、ドイツ語は同じゲルマン語派に属し、文法も語彙も非常に似ていて習得にそれほどの苦労を要さないが、アラビア語の場合、まず新たにアラビア文字を覚え、さらにセム語族に独特な動詞の単数完了形を理解しなければならないことから、習得に非常に時間がかかる。翻って最初の例を見てみるとインドネシア語もラテン語も日本語とは全く文法的性格を異にしていることから、どちらが日本語に比べてどれだけ近いという議論は全く無駄である。
また、文法の難易度に関しても、インドネシア語は文法が簡単なのではなく、文法的規則が少ないだけであり、確かに、比較的早く文法項目を完成させることができるが、規則が少ない分だけ例外も多く、連語表現や定型構文を大量に覚えなくてはならず、結局中級程度以上の語学力を狙うには時間がかかる。逆にラテン語は名詞の性や格、動詞の活用など文法項目が繁雑であるが、その分例外は少なく、入門レベルを終えれば実用レベルまで達するのにそれほどの労力は要さない。
同じことは日本語自身にも言え、巷では「日本語は難しい言語だ」などと言われるが、それらの多くは主観的な議論で多くは、根拠のないことである。欧米人が「日本語は難しい」と言った場合、文字体系や文法体系が英語などと大きく異なるがら難しいのであって、日本語自体が難しいわけではないのである。CIAが言語習得難易度を定めているが、それによるとフランス語、スペイン語は習得が容易で、日本語、アラビア語は習得が難しいとのこと。しかし、日本人にとってフランス語は容易な言語であるとはいえず、やはり英語と共通点が多いか少ないかで判断しているようである。
『ウィキペディア(Wikipedia)』引用
タイ語とかインドネシア語とかが難しそうに感じます。
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